閉経と更年期障害

 先月から生理が来なくなった。初めは気が付かなかったのだが、あら、そういえば来ないわね、と改めて思い出したのである。実は、去年あたりからやたらと汗をかいたり、動悸が激しくなったりしていたのだけれど、すでに更年期が始まっていたんだね。とはいえ、今のところはそれほど目立った体調不良はない。むしろ、気分としては気楽になった。もう生理用品を買いだめたりとか、いろいろと面倒なことを考えなくてもよいのね、と。

しかし、世間一般的には、閉経したとなると、とたんに女じゃなくなったかのようなイメージを持たれることが多いと思うのだが、本人的には何も変わっていない。当たり前である。で、私の場合は性欲が全く無くなってしまって、もうそのせいでイライラすることもないので、精神的にはかなーり楽なんである。

それから、これは閉経と関係あるのかわからないけれど、以前より頭が冴えてきたように思う。肉体的なエネルギー活力は確実に低下しているのだけれど、その代わりに文章作成力や、状況判断力があがったかんじなのだ。そして、もう好きなことだけやって生きていけばよいや、と割り切ることができるようになってきた。

すでに子供を作れる能力は無いのだし、幸せな結婚とか(まあ、これは場合によってはある)子育てとか、そういうことで幸せを獲得しようとは思わなくて良くなったわけだ。それと、現在私は50歳だけれど、自分が若いころに出会ったり、想像していた50歳とは明らかに違う。昔の50歳の女性はたいてい失礼ながらもっと年より臭かった。(匂いのことじゃないよ)

私が子供をもっていないからなのかもしれないが、子供のいる友人たちも、比較的若々しい人が多い気がする。そして、物事にあまりこだわらなくなった。子供がいようが、結婚していようがそうでなかろうが、稼いでいようが生活保護だろうが、そんなことは人間の本質と何の関係もないのであって、一番大事なのは偏見のない視点で物事を見る姿勢と、愛を持って他人に接することである。それと、なによりも自由な発想を大事にすることだ。こうあるべきとか、こうしなければならないとか、それらはすべてこの社会の仮の価値観なのであって、時には人を洗脳して飼いならすための策である。皆、自分の思うとおりに生きればよいだけなのだ。



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