昔の女性に多いのだが、亭主関白な夫を持っていて
「私はこの人だけですから」
とか言っている奥さんは、実は心の底では夫が大嫌いである。😆
昔は(今も)女性が一人で稼いでやっていく事は難しく、また、成人したら結婚して子供を持つことが人として当たり前、という価値観が世間の常識だったので、まあとりあえず頼りになりそうな男性と結婚したのだが、頼りがいのある男性は自分の力を誇示したがるので、亭主関白になりやすいのである。それでも子供ができれば母親としては子供が可愛いので、子供への愛のために大抵の事は我慢できるし、むしろ全力で自分の愛を子供に投入するのだが、それは夫が嫌いな事を埋め合わせるためでもある。
「私はこの人だけですから」
というセリフは、自分へ言い聞かせているのだ。もちろん、彼女たちの子供への愛は嘘ではないし、それで十分だとは思うのだが、だからといって、夫が好きなわけではないのである。最も、その様な結婚は、大抵の場合お見合い結婚であり、始めからある種の打算でお互いに了解しているから、無事に子供が育てられればそれで良い、とお互いに思っているわけで、それなりの納得はしているだろう。
だが、その様な女性が姑という立場になる時、難しい事態が起きることもある。恋愛至上主義の現代女性が嫁に来た場合、余りにも価値観が違うし、また、自由奔放な若い女性に対する嫉妬心がわくこともあるからだ。
どういう形の人間模様になるかは、それぞれの人間性によるのだが、まあ真理は時代によって変わっていくものだから、若い人に自分の価値観を押し付けても意味はないだろう。
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