さて、既にネットに上がっている話題だけれど、新潟県民として無視するわけにいかないので、この話題。それは、新潟県は長いよ!というお話です。とりあえずこちらの地図をご覧になってください。
新潟県の長さは、九州の縦の長さとほぼ一緒。東京~愛知間とほぼ一緒であることが分かりますね。いや、道理で新潟から県外へ抜けるのに時間がかかるわけです。これを見て、新潟県がでかいと思うべきなのか、九州が小さいと思うべきなのか悩みましたけれども。(笑)
私は新潟県の西の端っこの方の上越市という街に住んでいるのですけれど、ここから県庁所在地である新潟市まで直線でおよそ113キロメートルあります。この距離を関東方面に伸ばせば、群馬県と埼玉県の県境まで行きますね。新潟県の西の端から東の端まではおよそ330キロメートルです。そう考えると、新潟県内を縦断する新幹線があっても良い気がしますね。
とはいえ、新潟の場合上、中、下越地方でそれぞれ独自文化と経済圏を作っており、新潟県内を長距離移動しなきゃならない人は少ないと思いますから、まあ必要無いのかも知れませんが。県内を移動するより、県外へ行く方が多いです。上越市の場合だと、都会へ行きたいなあ、と思ったら、新潟市へ行くより東京へ行く方が楽です。
で、実は今日エアコンの取り付けに作業する方が来てくれたんですけど、その方出身が愛知だそうでして、この夏の間だけ出張で上越市に来ていたんですよね。その方が言うには、上越は住みやすい所だ、と。適度に田舎で適度に街場で、生活するのに便利だと。その方は寺町という町にアパートを借りてらっしゃるんですけど、寺町は旧高田藩の城下町に作られた文字通り寺が集まって出来た町で、古いお寺が沢山あります。まあ、ちょっとした古寺観光が歩いて出来ちゃう訳です。更に少し離れた所には旧高田城の跡地の高田公園があり、夏はお堀の蓮、春は桜と、散歩がてら日本情緒あふれる風景を楽しむことが出来ます。
因みにこのお堀の蓮は東洋一、桜は日本一、と言われているのですが、誰も知らないんですよね。新潟県は宣伝がへたくそなんですよ~と言ったら、笑っていましたね。他にも、とにかくお米や水、その他の食べ物が美味しいのと、お食事処も多くて良い、と言っていました。地元民は外にでてはじめてこの有難みを知ります。普段は食事が美味しいのは当たり前だと思っているんですよね。しかも、この美味しい野菜やら魚なんかを、あまり県外へ出品せずに、県内で消費していますから、余り県外の人には知られていないんです。(笑)
まあ、改めて新潟県を見てみれば、海あり山あり、都会ありで、実は結構恵まれているんじゃないの? と再認識しましたね。正直パッとした印象が無くて地味な県ですが、冬の雪を除けば住みやすい所です。その雪があるから春に豊富な雪解け水が田畑に流れて、美味しいお米が採れるんですけどね。人も、大自然の驚異には人間の小手先の技など通用しないと分かっていますから、割とおおらかです。時間厳守! とか言われても、大雪の日なんか除雪が間に合わなくて交通機関が麻痺、とか当たり前ですから。何でも人間の都合通りに行くと思ったら大間違いなのです。
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